定理
$f$を$\mathbb{R}^{n}$から$(-\infty, +\infty]$への凸関数とし、$\varphi$を$\mathbb{R}$から$(-\infty, +\infty]$への凸関数で単調非減少とする。このとき、$h(x) = \varphi(f(x))$は$\mathbb{R}^{n}$上で凸である($\varphi(+\infty) = +\infty$とする)。
証明
$x, y \in \mathbb{R}^{n}$に対して$0 < \lambda < 1$とすると、$f$が凸関数であるからTheorem 4.1(Rockafellar 1970)より、
が成立する。この不等式の両辺に、凸関数である$\varphi$を適用すると、
が成立する。Theorem 4.1(Rockafellar 1970)より、これは$h$が凸関数であることを示す。
参考文献
Tyrrell Rockafellar, R, 1970 p32